Ballade du fou 立川市ギター倶楽部
第59回 立川市民文化祭
立川市ギター倶楽部 定期演奏会
指揮:長谷川郁夫(HASEGAWA IKUO)
2016年12月4日(日) たましんRISURUホール 小ホール
A.コッタン作曲
Fouは英語でfoolで直訳すれば、「愚か者」「馬鹿」「狂人」などとなりますが、ニュアンス的にはいたって軽く関西弁でいうところ「アホ!」などに近いようです。作曲者のコッタン(仏・1863-1923)はタレガと親交が厚く「アルハンブラの思い出」を献呈された人物として知られています。
この曲はギター3重奏の為のオリジナル作品で、曲調は表情豊かな3つのテーマがパノラマのように続き、最後にもう一度初めのテーマを想い出のように奏でて締めくくります。タレガの弟子プジョール(1886-1980)をして「コッタンの作品中、抜群のでき」と言わしめたというエピソードもある佳曲です。